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ヘアラインについて

「ヘアライン」とは、一般的には非常に細い線のことを指しますが、こちらではIllustratorなどでトラブルの原因になりやすい「印刷されない線」について説明します。

塗りのみの線

Illustratorでまっすぐなパスを引いて、塗りだけで線幅のない状態に設定した場合、画面上ではあたかも線が引かれているかのように表示されます。
またこの状態で市販の一般的なプリンタに印刷すると、線がないにも関わらず、目視できる程度の太さでプリントされてしまいます。

塗りのみで線幅のない状態

ところがこうした「塗りのみの線」をオフセット印刷用の出力機で処理すると、非常に細いかすれた線となって消えてしまうのです
これはなぜでしょうか?

出力機による結果の違い

「塗りのみの線」は、各出力機の最小単位のドットで出力される、という仕組みになっています。つまり、市販のプリンタの解像度が仮に600dpi(1インチの幅に600個のドットが並ぶ細かさ)であれば、最小単位のドットの幅は「72ポイント(1インチ)÷600」=0.12ポイントとなるので、(決して推奨ではないものの)確認できる程度の太さにはなります。

ところが、オフセット印刷用の出力機の解像度は2400dpi〜4000dpiほどにもなり、市販のプリンタなどと比べてはるかに細かくなっています。このため、最小単位のドットはより一段と細かくなり、結果として印刷できる許容範囲をはるかに下回ってしまう、というわけです。

ヘアラインのトラブルを防ぐために

このように、お手元のプリンタで出力されているものでも、オフセット印刷では必ずしも出力されないというケースがあり得ます。とても細くプリントされている線については、データ上できちんと確認してみましょう。

なお弊社では、0.2ポイント以上の線幅を推奨値としています。


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